合気道について
『合気道って何?』
これは、よく聞かれる言葉です。
合気道という名前は知っていても、どのような武道なのかは、あまり知られていませんね。
合気道は古来から伝わる柔術に槍術を含めた剣術の理合いを融合させた体術です。
残念ながら、忍術でも超能力でもありません。
合気道の創始者 植芝盛平翁は、若い頃は柔道に励み、その後大東流合気柔術を興された武田惣角翁に師事し大東流合気柔術を修め、自ら合気道を創設されました。
昭道館を設立された富木謙治師範は、植芝盛平翁の初期の高弟のひとりであり、戦前から戦後にかけて、合気道を支えてこられました。
今や、合気道は日本国内のみならず、海外にも多くの道友を有する国際的な武道です。
昭道館合気道
奥深い合気道を修得するため、 昭道館京都は昭道館合気道を研鑽しています。
昭道館合気道は、富木謙治師範が自ら探求する合気道の研究の場所として大阪に昭道館道場を開設しました。
この昭道館道場で研究された合気道の成果が昭道館合気道です。
昭道館合気道には、合気道を修得する為の『運足法』、『手刀動作』、『相対基本動作』などの稽古法、柔道に倣った『つくり』稽古、技の源となる『移動力』の鍛錬、そして、剣道や柔道に比する『乱取』を導入しています。
『乱取』には、数多ある合気道技から安全性を考慮し、かつ危険性を排除する為改良された『乱取基本技17本』を初心者から学んでいます。
多くの道友が、基本稽古に励み、乱取りの稽古を楽しんでいます。
昭道館合気道は若者だけの合気道ではなく、70歳を越えて入門する方や、また日本だけではなく、海外にも多くの支部があり、本部道場たる昭道館道場に来日し日本の道友と共に稽古に励む方、日本に住み本格的に合気道を学ぶ『合気道留学生』もいらっしゃいます。
皆、一緒になって稽古しています。
国籍、年齢を超えて合気道を通じてより多くの方々の交流する場となっています。